更新日:2025年5月21日 | Yuya
大切に使ってきたカメラが水にぬれてしまったとき、修理費や保険のことが気になる方も多いと思います。事故による水ぬれは、条件によって保険で補償されることがありますが、すべての場合に対応しているわけではありません。さらに、水の入り方によっては修理費が高くなるだけでなく、売るときの価値も大きく下がってしまうことがあります。この記事では、カメラを高く売ることを目指す方に向けて、水没時の正しい対処法や保険対応のポイント、修理費の目安まで丁寧にお伝えします。

保険で受け取れる金額は、修理費とカメラの今の価値をくらべて、少ないほうから免責金額を引いた額です。思ったより少ないと感じることもあります。また、水にぬれたカメラは電源を入れず、乾燥させてからメーカーに点検をお願いすることが大切です。
大切にしてきたカメラを安く手放してしまう前に、できる限りのことをしておきたいものです。カメラを守る知識が、あとの後悔を減らしてくれます。
カメラを落としたり水にぬらしたりした場合は、メーカーの保証は使えない
カメラを落としたり水にぬらした場合、メーカー保証では修理を受けられないことが多いです。購入時の保証や延長保証があっても、自分の不注意によるこわれ方は対象外になることがほとんどです。高く売りたいなら、正しい知識をもって大切に扱うことが大切です。
- 延長保証でも、落としたり水にぬらしたりした故障は対象外のことが多いです
- 物をぶつけてしまったなどの過失によるこわれ方は、メーカー保証が使えません
- 購入店で保証をつけても、自然故障以外は断られる場合があります
- メーカー保証はたいてい1年間で、自然にこわれたときのみ対象です
- 高めの保証プランには物損もふくまれることがありますが、内容はよく確認が必要です
過失による故障は、ほとんどの保証で直せないことを知っておくことが大切です。
保険が使えるのはどんなとき?
思いがけない事故でカメラがこわれたときには、保険が使えることがあります。たとえば旅行中のトラブルなどが対象になることもあります。売却前に費用をおさえて修理できれば、カメラの価値を下げずにすみます。
思いがけない事故でこわれたときは、保険でカバーされることがある
カメラが思いがけない事故でこわれた場合は、保険で費用を補償してもらえることがあります。外での撮影中に落としたり、水にぬれてしまったときなど、予想できないトラブルに備えられるのが安心です。大切に使っていても、事故は突然起こるものなので、知っておくと役立ちます。
- 携行品損害保険は、出かけているときの落下や盗難に対応できます
- カメラを雨の中や水の近くで使う人には特に安心な保険です
- わたしも水ぬれでカメラをこわしたとき、4万円の修理費を保険で補償してもらいました
- 保険は偶然の事故に対するものなので、わざとこわしたりうそをついたりしてはいけません
- 防滴タイプのカメラでも、強い水しぶきなどには弱いため過信はできません
保険は、思いがけないトラブルに備えてカメラを守るための大切な手段です。
いくらまで出る?保険金の決まり方
カメラを保険で修理したいと思ったとき、もらえる金額は決まり方があります。修理費が高くても、製品の時価をこえる保険金は受け取れません。また、免責金額があるため、すべての費用が戻るわけではありません。知っておくと、予想外の出費に落ちついて対応できます。
- 時価が安くなると、もらえる金額も少なくなります
- 修理ができないときは、新品価格の見積もりを出してもらうと補償の対象になります
- 保険金は「修理費」と「時価」のどちらか低いほうから3,000円を引いた金額です
- 保険の上限金額をこえると、そのぶんは自分で払うことになります
- 時価は買ったときの値段ではなく、年数に応じて下がっていきます
保険で受け取れる金額は、修理費ではなく「時価」が上限になります。
時間がたって自然にこわれたものは保険の対象にならない
カメラやレンズが時間とともにこわれていく場合の故障は、保険では補償されません。保険が対象にしているのは、事故やトラブルによる急なこわれ方です。カビが生えるなどのゆっくりした不調は、経年劣化として扱われ、対応されないことが多いです。
- 時間がたって自然にこわれた場合は、保険の対象になりません
- 撮像素子のカビやくもりは、事故ではないと判断されることがあります
- 外でぬれたことが原因でも、審査で経年劣化と見なされると補償されません
- 携行品損害保険は、急な事故でこわれたときだけを対象にしています
- カビや内部のくもりは、時間とともに進むため保険では対応されにくいです
保険では、事故による急なこわれ方だけが補償の対象になります。
カメラやレンズを落としたり水にぬらした場合、修理にいくらかかる?
カメラやレンズがこわれたときの修理費は思ったより高くなることがあります。とくに水にぬれた場合は、内部までこわれてしまい、費用が大きくなることも少なくありません。高く売るためには、正しい判断が大切です。
落としたりぶつけたときの修理費
カメラやレンズを落としたりぶつけたりすると、修理代は状況によって大きく変わります。落ちた高さや当たった場所、使っている機種によってもダメージの出方がちがいます。とくに高級機材は丈夫なつくりのものも多く、修理費が思ったより少ない場合もあります。
- カメラの修理費は2万円〜10万円ほどが目安です
- 上級機は本体がしっかりしているため、衝撃に強い場合があります
- レンズは外側が割れることは少なく、駆動部分がこわれやすいです
- レンズの修理費は、本体価格の20〜60%くらいと考えられます
- カメラが落ちた場所や高さで、ダメージの大きさが変わります
落下や接触の修理費は、使っている機材や壊れた部分によって大きく変わります。
水にぬれたときの修理費
カメラやレンズが水にぬれてしまった場合、どこまで水が入ったかで修理費やダメージの大きさが変わります。防水性の高いカメラでも、レンズ交換中やマウント部が開いている状態での水没は特に注意が必要です。ひどい場合は、修理できないこともあります。
- 水の入り方によっては、修理できずに買い替えになることもあります
- 修理費の目安は2万円〜10万円ほどとされています
- 高級機は防滴性能が高く、被害が少ないこともあります
- マウント部が開いた状態での水没は、内部へのダメージが深くなります
- レンズだけの水没でも、大きな修理費がかかる場合があります
水没の修理費は状況次第で高くなり、修理できないこともあるため注意が必要です。
カメラが水にぬれたときにやるべきこと
水にぬれたカメラをそのままにしておくと、こわれ方がひどくなるおそれがあります。すぐにできる対応や、してはいけないことを知っておけば、大切なカメラを守ることができます。きちんと対処すれば、売るときの価値も保ちやすくなります。
水にぬれてしまったとき、すぐにするべきこと
カメラが水にぬれてしまったときは、すぐに正しく対処することで復活する可能性があります。あわてて電源を入れたり、動かしたりすると中の部品がこわれてしまうこともあります。大切にしてきたカメラを守るためにも、落ち着いて一つずつ行動することが大切です。
- カメラやレンズがぬれていたら、乾いたタオルでやさしくふき取ります
- バッテリーをすぐに取り外して電源を入れないようにします
- メーカーのウェブサイトで修理の可否を調べ、対応してもらいます
- 乾燥剤をたくさん入れた容器にカメラ一式を入れて、1週間ほど動かさずにおきます
- レンズをカメラから外し、空気が通るようにします
- 保険に入っている場合は、事前に保険会社へ連絡をします
水にぬれたときは、電源を入れずにしっかり乾かしてから行動することが大切です。
やってはいけないこと
カメラが水にぬれてしまったとき、やってはいけないことを知らずに行動すると、修理ができなくなることもあります。大切なカメラを守るために、してはいけない行動を知っておくことはとても大切です。あわてずに落ち着いて対応しましょう。
- カメラを振って水を出そうとすると、中の水が広がってしまいます
- 電源をつけたり消したりすることで、回路がショートする危険があります
- 海水にぬれたカメラを、水で流して洗うのはやめてください
水にぬれたカメラは、あわてて動かすほど状態が悪くなるおそれがあります。
メーカーに修理をたのむときの流れ
カメラが水にぬれたあと電源が入ったとしても、内部には水のあとが残っている可能性があります。見た目が大丈夫でも、中で腐食が進んでしまうとあとから故障することもあるため、必ずメーカーに点検してもらうことをおすすめします。
- 水没後は電源が入っても安心せず、メーカーに点検をたのみます
- 中で腐食が進んでいると、あとから不具合が出ることがあります
- メーカーのホームページで、修理できる機種かどうかを先に確認します
- 申し込みはインターネットか電話ででき、都合にあわせて選べます
- 電話で申し込む場合は、平日の9:30〜18:00にかける必要があります
水にぬれたカメラは、必ずメーカーに点検をたのんで状態をしっかり確認してもらうことが大切です。
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まとめ:カメラ水没で保険は使える?水没させると修理代はいくら?対処法は?
カメラを水にぬらしてしまっても、状況によっては保険を使って修理費をおさえることができます。ただし、すべてが補償の対象になるわけではなく、保険で対応できるのは、事故など突然のトラブルによってこわれた場合に限られます。時間がたって自然に起きた不調やカビなどは、補償されないことが多いです。
保険で受け取れる金額は、修理費とそのカメラの今の価値のうち、どちらか低い方から免責金額を引いた金額です。修理費が高くても、古いカメラの場合は価値が下がっているため、思ったより少ない金額しか戻らないこともあります。
水にぬれてしまったときは、電源を入れず、乾燥剤と一緒に密閉して数日間動かさないようにします。そして必ずメーカーに点検を依頼することが大切です。たとえ電源が入ったとしても、中で腐食が進んでいるかもしれないからです。無理に使い続けると、後で状態が悪くなり、売りたいと思ったときに価値が大きく下がってしまいます。
わたし自身、昔大切にしていたカメラを安く手放してしまったことがあり、強く後悔しています。水没などのトラブルがあったカメラほど、正しく扱うことが高く売るためには必要です。大切にしてきたカメラだからこそ、最後まで丁寧に扱って、次の持ち主にも大切にしてもらえるようにしたいものです。


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